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このエントリーは link speakslylyというリレー形式のテキスト企画です。
第四回目はCHEEBOWさんからのお題「おとっときの1冊」になります。

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このテーマは悩みました。
自分にとってのとっておきの本をたった1冊だけ選ばなくてはなりません。
勇気と元気を貰った本
心を揺り動かされた本
深く考えさせられた本
…etc
どんな観点から選べばいいのか??
悩んだ挙句このお題を貰ったときに真っ先に思い浮かんだ本をご紹介します。
それがワタシにとって1番のとっておきの本だと思うから…

異形の愛

異形の愛 (原題 GEEK LOVE)
キャサリン・ダン 著
ペヨトル工房

残念ながらこの本は現在絶版で入手困難かと思います。
それ故おとっとき度も増すと言うもの。
帯の内容を書いてみます。

人間存在の根源を問う、全米図書賞候補作
フリークス版『百年の孤独』
ママは祈った「立派なフリークが生まれますように」
傾きかけたサーカスの団長が計画した「お金をかけずにサーカスを再建する方法」とは、妊娠中の妻にありとあらゆる毒薬を飲ませて、見世物用のフリークスを誕生させることだった。 親に望まれて生まれたフリークス同士の切なくも哀しい「異形の愛」は、信者自らが手足を切り落とすという破壊的な身体損傷カルトを生み出してしまう。 からだの異形とこころの異形、ふたつの異形が交差する愛と憎悪の行きつく先は…。

本屋さんの棚にたった1冊だけ申し訳なさそうに並んでいるのを偶然(今となっては必然??)みつけました。
最初は「異形」というなんとも怪しげで魅惑的な2文字に惹かれて手に取り帯を読んでみて「これは!!」と思い速攻レジへ

ワタシが「異形」のものに心惹かれるようになったのはいつ頃からだったか…
きっと小学生の時に貪るように読んだ江戸川乱歩に端を発していると思います。
「芋虫」は後天的(戦争)な奇形…手足がない男のグロテスクな物語だったし
小人や見世物小屋はいろいろな物語に登場します。

そしてトッド・ブラウニング監督の「フリークス」はフェイバリットムービーでもあります。
「異形」といえばデイヴィッド・リンチ監督の「エレファント・マン」も忘れてはいけないでしょう。
五体満足で生まれた人々の心のいびつさ・エゴ・傲慢さと
いびつで醜悪ともいえる身体の持ち主であるエレファアント・マンや小人たちの純粋で澄んだ心の対比が印象的でした。

この「異形の愛」は親に望まれて生まれたフリークスのきょうだいたちの織りなす愛憎劇といっていいのかな??
でも前半は世界一幸せな家族の物語でもあります。
どこかで歯車が狂いだしてからジェットコースターのようなスピードで物語が予想もしない方向に進んでいきページをめくる手を止める事ができないほどのめり込みました。
と、同時にめくるたびに残りのページがどんどん少なくなっていくのが寂しくてずっとこの本の世界に浸りたい…でも先が読みたいっていうものすごい葛藤を味わいました。

目に見えるもの
目に見えないもの

両方をきちんと見れるようになりたい。

さて…久しぶりにまた読み返してみるか…


というわけでお次は link cool D'zine room [ LETTER ]のyujiroさんです。
お願いします :)

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